まだまだ Visual Studio 2019 の移行による不具合が出るようです。今度は iOS でデバッグしようとしたところ、プロビジョニングの不備で出るようなエラーが表示されましたので、その対応方法について覚え書きします。
前提条件
・Windows10 Pro 64Bit 1903
・Visual Studio 2019 Community v16.4.5
・Xamarin 16.4.000.311 (NuGet Xamarin.Forms 4.0.0.709238)
・macOS Mojave 10.14.6 / Xcode 11.3.1 / Xamarin.iOS 13.10.0.17
1.エラーの内容
以下のようなエラーが表示されました。一見、過去にも同様のエラーが表示されたことがあり、プロビジョニング等の証明書関係のエラーだった様に記憶していますが、今回は違う原因でした。
MSB6006: "codesign" exited with code 1.
2.対応方法
iOS プロジェクトのプロパティから、iOS バンドル署名を表示し、一度「自動プロビジョニング」に設定した後、再度「手動プロビジョニング」に設定しなおして、自動にしたことにより消えてしまった手動の設定内容を再入力します。

3.原因
Git で差分を確認してみましたところ、新しいプロジェクトの設定項目が追加されていました。これって、VS2019 で開いた時点で追加してほしいいんですけど。。。相変わらず Microsoft の検証の無さが露呈していますね。

<PropertyGroup Condition=" '$(Configuration)|$(Platform)' == 'Debug|iPhone' ">
<CodesignExtraArgs />
<CodesignResourceRules />
</PropertyGroup>
尚、他の開発環境を確認したところ、新しいVSバージョンでは、この項目が無くてもデバッグ実行が可能だったりします。
以上で Visual Studio 2019 において iOS 13 の実機で実行できるようになりました。
Xamarin.Forms の開発環境を Visual Studio 2019 へ移行する方法 その8へ
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