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動画を編集する手順 -How to use the photo app- | Windows10


今回は、Windows10 において 外部アプリを使用せずに動画を編集する方法を覚え書きします。

私が今まで使用していました動画編集ツールではコーデックの関係なのか最新のドライブレコーダーで撮影した動画が編集できませんでした。そこで Windows10 の標準アプリで動画を編集することができないかと調べていましたら、標準アプリのみで簡単に動画が編集できることが分かりましたので、その手順についてここに残したいと思いました。


video_edit_01.png



前提条件
・Windows10 Pro 64Bit 1803



1.編集するアプリ

動画ファイルを右クリックし、プログラムから開く > 「フォト」を選択して動画を開きます。写真のみならず、動画も編集できる大変優秀な標準アプリです。
mov mp4 wmv avi などのメジャーな拡張子にも対応しています。

また、映画&テレビからも以下の画像の様にメニューから編集可能ですが、結局「フォト」アプリを開いているだけなので、最初からフォトを選択しましょう。

video_edit_02.png


それではそれぞれのメニューの使用方法について以下に見ていきましょう。



2.トリミング

動画の範囲を切り出すことにより、動画の長さを変更することです。

video_edit_03_trimming.png


(1)動画を再生しているスライダーにある2つの白丸の位置を変更して動画の長さを変更します。青丸は現在の再生位置です。

(2)再生ボタンを押下して動画の最初と最後を確認します。良ければ「名前を付けて保存」ボタンから編集した動画をファイルとして一時保存します。



3.スローモーションの追加

通常1倍速で再生される動画の再生速度を変更します。

video_edit_04_slow.png


(1)人と亀のスライダーからスピードを選択します。左から1倍速→スロー→スーパースローと変更できます。

(2)再生スライダーにあります青丸の範囲を調整して再生速度を変更する範囲を決定します。
(※スローの場合は変更する範囲を設定が可能ですが、スーパースロ―は範囲設定できず、指定した位置から約1秒程の間のみ非常に遅い再生速度に変更します。)

(3)白丸(背景が透明)の位置を変更して再生位置を調整してスローになった動画を確認します。

(4)2つの白丸(塗りつぶし)の位置を変更することで、同時にトリミングも可能です。

(5)「コピーを保存」ボタンから編集した動画を一時保存します。



4.描画

動画に手書きの文字や絵柄を追加することができます。追加したオブジェクトは一定時価のみ再生に表示され、ゆっくりと消えていきます。

video_edit_05_write.png


(1)ボールペン・鉛筆・カリグラフィペンの中から、筆の種類を選択します。

(2)色と太さを選択します。

(3)好きな場所と再生時間に、好きな文字や絵柄を書きます。

(4)間違えたら消しゴムから全ての手書きオブジェクトを削除することはできますが、任意の部分を消したり、Ctrl+Zボタンで戻ったりすることはできません。

(5)フロッピーマークから編集した動画を保存します。



5.テキスト入りビデオの作成

字幕などの文字を動画に挿入することができます。

(1)最初に編集する動画を保存した際のファイル名を任意で入力します。

video_edit_06_jimaku.png


(2)「テキスト」ボタンから次の画面に切り替えます。

video_edit_07_jimaku.png


(3)テキストに任意の文字を入力し、テキストのスタイルを選択します。
字幕としては「クラシック」「フレッシュ」「ポエム」の3種類が良いと思います。違いはそれぞれ中央寄せ・左寄せ・右寄せとなっています。レイアウトは下詰めを選択するとより字幕っぽくなります。

video_edit_08_jimaku.png


(4)完了ボタンを押下すると作成したテキストが動画に埋め込まれます。

(5)メニューの「エクスポートと共有」から動画を保存します。



6.モザイク

人の顔やナンバーや個人情報など動画には隠したい情報が撮影されている場合がありますが、モザイクを追加することで動画を閲覧する人に見えない様に加工します。
これは残念ながら Windows10 のみでは実現が不可能でした。フォトの手書きを駆使することで塗りつぶすことはできますが、どうしてもガタつきます。
ちょうど Youtube にアップする予定でしたので、Chrome のブラウザで Youtube を開き、以下のメニューの様にカスタムぼかしを使用して、動画の再生画面をマウスでクリックすると自動追尾型のモザイクが設定可能でした。
(※FireFoxでは正常に動作しませんでしたので動作対象のブラウザには注意が必要です。)

Youtube Studio > 動画 > エディタ > 従来のクリエーターツール > 動画加工ツール > カスタムぼかし
https://studio.youtube.com/video
https://www.youtube.com/enhance?v=動画のID&ar=2







最後までお読みいただきありがとうございます。
当ブログでは他にも Windows10 に関する内容をまとめた記事をご紹介しております。
以下のURLからご覧になれますので、ご参考頂ければ幸いです。
https://itblog.dynaspo.com/blog-category-23.html



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