今回は macOS High Sierra を新規インストールしたことに伴い、久々にmacOS上のXamarin環境を再構築する必要が出てきましたので、手順についてまとめてみました。
前提条件
・Windows10 Pro 64Bit
・Visual Studio 2015 Community Update3
・Xamarin 4.7.9.45 (NuGet Xamarin.Forms 2.4.0.282)
・macOS High Sierra 10.13 / Xcode 9.0.1 / Xamarin.iOS 11.0.0.0
1.インストール
以下のアプリケーションをダウンロード・インストールします。
・Xcode (AppStore)
・Xamarin.Studio 6.0.2.73 (Xamarin公式ページ)
・Xamarin.iOS 11.0.0.0 (Xamarin公式ページ)
・Mono Framework 5.2.0.224 (Mono公式ページ)
・ObjectiveSharpie (Xamarin公式ページ) ※必要があれば
2.設定手順
(1)ファイルの拡張子を表示する
・Finder → 環境設定 → 詳細 を開き、「すべてのファイル名拡張子を表示」のチェックをONに設定します。
(2)全てのフォルダ/ファイルを表示する
・ターミナルから以下のコマンドを実行します。
defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles -boolean true
killall Finder
※2021/11/14追記
macOS Monterey 12 では上記コマンドが効かなかったため、VMware 上のmacOS では Shift+ Windows キー + ドット(.) (通常の macOS では Shift + command + ドット)の同時押しで隠しフォルダが表示できました。
(3)Xamarin.Studio
→Check for Updatesから自動更新しないように。
※インストールしていない場合は必要ありません。
(4)Xamarin Mac Agent の設定
・システム環境設定>共有>リモートログイン
→ログインユーザーを追加
・/etc/ssh/sshd_config に「UseDNS no」
→テキストエディタで開き、追加します。
※手順2のFinderの隠しフォルダを表示する設定にしないと /etc が表示されません。
(5)Xcodeの設定
Xcode > Preferences > Accounts > AppleID を追加
プロビジョニングをインストール
(6)キーチェーンアクセス
各種証明書をインストール
※cer ファイルと p12 ファイルをキーチェーンアクセスにドラッグ&ドロップ。「プロビジョニングの更新方法」という記事を参考に再設定します。
※移行元のmacが存在する場合は、移行元から証明書と秘密鍵を書き出し、移行先の mac のキーチェーンアクセスでインポートしましょう。秘密鍵がないと、動作しません。
※2021/11/16追記
キーチェーンアクセスで証明書と秘密鍵をインポートしても「証明書は信頼されていません」と表示される場合に、以下のURLからAppleの新しい中間証明書をダウンロードしてインポートする必要がありました。
https://developer.apple.com/support/expiration/
https://www.apple.com/certificateauthority/AppleWWDRCAG3.cer
あとは macOS 再起動して動作を確認します。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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